エンジンオイル車にとってエンジンは心臓部。
そしてエンジンにとってオイルは血液の役目をしています。人間の身体にとっての血液と同じく、オイルも一滴一滴が良い状態でなければ元気に車を走らせることはできません。血液であるエンジンオイルを定期的に交換することで、安全・快適なカーライフをお楽しみいただけます。
「微細な金属摩耗粉」や「燃料やエンジンオイルの燃えカス」などの不純物が徐々にたまり、性能が失われていきます。各種金属や空気と触れ合うことによって、酸化劣化も進みます。燃料と一緒に少しずつ燃えたり、蒸発によって徐々に減少します。オイルの注ぎ足しだけでは、発生した劣化物を除去できないので根本的な解決になりません。
エンジンオイルは、エンジン内の高熱、金属摩耗粉(※1)の混入により、酸化や劣化が進みます。
その結果、古くなったエンジンオイルを使い続けると、燃費が悪くなるだけでなく、エンジントラブルの原因になります。
最悪の場合火災が発生することもあります。
オイルを交換する目安は?
エンジンオイルを交換する目安は、走行距離にして約5,000km~10,000kmです。ただし距離を走らないクルマでは、6ヵ月~1年を目安に行います。
※メーカーが車両ごとに推奨する交換時期や走行距離を目安に交換してください。
軽自動車やコンパクトカーは3リットル強、2000ccクラスは4リットル強と、一般的には排気量が上がるごとに必要な量も増えていきます。ただし、一部のスポーツカーでは、排気量が4000cc弱でも10リットル前後のエンジンオイルが必要になるなど、車種によって大きく異なります。エンジンオイルを購入する前に、クルマの取扱説明書を参照して、エンジンオイルの必要量を確認してください。
1、車をジャッキアップし、底部のドレンボルトの下に、廃油の受け皿を置く
2、エンジン上部のオイル注入口のキャップを外す
3、レンチを使ってドレンボルトを外し、オイルを抜く
4、ドレンボルトにガスケット(漏れ防止用のシール材)をつける
5、規定のトルクでドレンボルトをしっかりと締め付ける
6、新しいオイルを規定量より少なめに入れる
7、オイルレベルゲージで油量をチェックする
8、エンジンをかけて30秒ほどアイドリング後エンジンを停止する
9、数分待って油量をチェックし、規定量までオイルを入れる
10、ジャッキをダウンさせてオイル交換完了
エンジンオイルの粘度は「SAE粘度分類」という規格で定められていて、例えば「0W-20」のように表記されます。Wの付いた左側の数字が低温時の粘度で、数字が小さくなるほど低温でも硬くならず、油膜を形成できます。もうひとつのハイフンの右側の数字は高温時の粘度で、数字が大きくなるほど高温でも油膜が保持されます。エンジンオイルの粘度は、車の取扱説明書で複数指定されているものの中から車の使い方に応じて選び分けるのが基本です。
エンジンオイルのグレードは、一般的に「APIサービス分類」という規格で表示されています。ガソリンエンジン用オイルは、オイルの酸化安定性、サビ・腐食・磨耗防止性、洗浄性、蒸発性、省燃費性など多くの審査項目によって、「SA」から「SN」まで12種類のグレードに分類されています。ディーゼルエンジン用オイルは、日本では「CA」から「CF-4」まで7種類のグレードがあります。そしてガソリンエンジン用、ディーゼルエンジン用ともに、2文字目のアルファベッドの順にグレードが高く、また最新の基準になっていきます。
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